この記事では、自己流の「飲みやすいブレンドを自分でつくるコツ」を紹介します。
注意事項
この記事では、ハーブティーを題材に取り扱います。
ハーブはお子様や妊婦さん、疾患のある方には一部禁忌となるものがあるので注意が必要です。もし購入される場合、必ず効能を本やネットで調べて、自己責任にてご利用ください。
(個人的な)美味しいブレンドをつくるコツ
効能重視でブレンドしていくと、おいしくないブレンドになる可能性が高いです。
飲みにくいハーブは、飲みやすいハーブとブレンドすることを強くお勧めします。
「どのハーブがどんな味か」
は、一通り試してみないと分かりません。
手っ取り早くおいしいブレンドを知りたいならば、en-herbなどの店頭でブレンドしてもらうといいでしょう。
初回だけ購入して飲みやすいハーブの組み合わせが分かったら、次回は同じ内容でセルフブレンドすることで、コスパが良く飲みやすいブレンドハーブティーが作れます。
各種ハーブの味に関して、分かりやすい傾向としては、
「花は飲みやすい」「草は苦い」
というイメージを持ってもらえればいいと思います。
しかし使い方を間違えると強烈な味になる花、クセのない草もあるんです。
なので、この記事では個人的に、
「ほぼハズレなく飲みやすいもの」
「よく使われているけど、使い方によってはクセが強い!」
というものを紹介したいと思います。
要注意編
ハイビスカス
ハーブティーは鮮やかな赤色になり、爽やかな酸味があります。
しかしハーブの量が多すぎ、または抽出時間が長すぎると、渋さを伴う強烈な酸味が発生する、扱いが難しいハーブの代表です。
見た目に華やかさが出る為かよくブレンドされているのですが、割合が多すぎて脳天突き抜ける程すっぱいものに出くわします。
正直いって、これでハーブティー嫌いになる人も多いのでは(^^;)
ハイビスカスは「少量」または「短時間抽出」がおすすめです。
上手にできれば、とっても美味しく飲めて他のハーブの飲みにくさを緩和する効果もありますよ。
ミント類
スペアミント、ペパーミント等。ご存知の通りすーすーするハーブです。
とっても爽やかですが、ハイビスカスと同じで強烈な味になったりしますので、ブレンドの場合は悪さしないように少量、短時間抽出。
上手に使えば他のハーブの飲みにくさを緩和する効果も。
ステビア
ステビアは一見普通の緑色の草ですが、天然の甘味料として飲料などに使われている甘い味のハーブです。
驚くほど甘いです。入れすぎると飲むと気持ち悪くなるくらい甘くなります。
1杯に対して、1㎝程度ちぎって入れれば個人的には十分甘いです。
調整が難しく、わたしは甘くしたいときはハチミツを使うことにしました。
ラベンダー
香りが強いので大量に入れるとラベンダーが前面に押し出した香りになります。
そのため、少量だけ入れる事をお勧めします。リラックス効果は抜群。
飲みやすい、効能が良いのに味がない編
ローズ
花びら状(ペタル)、つぼみ状(バッツ)、レッドローズ、ピンクローズなどあります。
柔らかなローズの香り、味もクセがなくやや酸味・渋みがあり、お茶として飲みやすいハーブです。どう使ってもクセがでにくく、どんなブレンドにも馴染むのでとてもおすすめ。
ドライの状態では花の色が鮮やかですが、ハーブティーは茶色っぽくなります。
紅茶と一緒に抽出いて、ローズティーにするのもかなりおすすめ。
ローズヒップ
ビタミンCの爆弾と呼ばれるローズヒップの実です。
そのまま乾燥させたもの、粉砕した細かい物・粉末状があります。
僅かに酸っぱさを感じる程度で、味は強くありません。効能も良く、飲みやすいです。
ネトルリーフ
葉っぱのハーブですが、強い味がありません。
嫌味のない草の味・香り。個人的にはアレルギー体質なので愛飲しています。
カモミール・ジャーマン
リラックス効果があるハーブ。花なので穏やかな甘い香り、味がします。
ただこの味が苦手な人もいるかもしれません。
濃く出してミルクティーにすると、とってもリラックスできて美味しいです。
ダンデリオン
たんぽぽの根です。ミルにかけて焙煎するとたんぽぽコーヒーになります。
まったりとしたやや甘い味がします。
ラズベリーリーフ
葉っぱですが、少し甘い香りがして、強いクセがありません。
ミルクシスル
種子状のハーブ。味がかなり薄く、クセがありません。
肝臓に効果があるので美容目的にブレンドしています。
硬いので、ミルで砕いて抽出するとより効果的です。
ヒース
シソのような微かな香り・味がしますが、かなり薄いです。
アルブチンが含まれるため、美白効果を期待してブレンドしています。
個人的にこの8種類はどれをどうブレンドしても、クセがなく仕上がると思っています。唯一カモミールだけクセが強いかも。(ほんとうに個人的な意見ですが)
面白編
マロウブルー
マロウと呼ばれる青い花です。ハーブティーは花と同じ真っ青に。
酸に反応するので、レモンを入れるとピンク色に変化します。
カルピスを割ったりして楽しめます。味はクセがなく、やや味が薄めです。
保存方法
湿気、日光が良くありません。可能であれば密封パックで冷蔵庫保存が一番。
私はブレンドしたものを100円のガラス容器に入れて、キッチンの日が当たらないところに置いています。
ブレンドしてこの瓶に入れたら、1か月~2か月以内に飲み切ります。
在庫のシングルは、密封して冷暗所保存。
購入しているところ&買った本
カフェ・ド・サボンさん
手作り石鹸の器材やハーブを取り扱ってらっしゃいます。一部オーガニックの商品も
e-ティザーヌさん
シングル、ブレンド、器具もかなり種類豊富。ハーブの苗の取り扱いも。
~購入した書籍~
最終更新:2017.01.05